72Galleryでは、千葉愛子 高橋真美 写真展「もういちどうまれる」を開催します。展示タイトル「もういちどうまれる」は、写真家 熊谷聖司氏との対話を通じて写真や写真編集に対する考えを深めていく時間を過ごしていくプロセスの中で、これまでに撮影した写真を今までとは異なる視点で見つめ直したという意味から付けられました。熊谷氏からは単なる技術論ではなく哲学のようでもある思考を学び、社会的なカテゴライズから離れて写真を見たり、自分たちの声のみに従って製作を進めました。この度、意味付けを再構築された写真と二人だからこそ生み出された相互作用を通して作品展示をします。
©Mami Takahashi
展示タイトル:千葉愛子 高橋真美 写真展 「もういちどうまれる」
開催日:2022年7月6日(水)~17日(日)
時間:12:00-19:00(最終日 17:00まで)
休廊:月曜日・火曜日
場所:72Gallery
〒104-0031 東京都中央区 京橋 3-6-6 エクスアートビル1F
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©Aiko Chiba
二人からのコメント
社会に生きる私たちは、様々なものごとを、既に在るきまりや尺度の中で考えています。
世の中がよしとするもの、知らない誰かの言葉。
気づかぬうちに、自分で自分たちを縛っていたことに気づきました。
写真と対峙する際に社会性や固定概念からひとたび離れると過去に撮ってきた写真たちが息を吹き返したような感覚を受けました。
この展示では、私たち自身の声のみを聞くことを目指しました。
千葉より
感覚のみに従ったときに生まれるものは、私も初めて対峙する私、でも同じ私自身です。
高橋より
「写真」に真っさらな心で向き合ったとき、それは「私がいつどこで撮影した」という事柄から解き放たれる。熊谷さんと出会って動き始めた自分の感覚装置。今回の展示は、いわば”熊谷ラボ”での公開実験的なものかもしれません。
熊谷聖司氏より
今回のゼミで真美さん、愛子さんはギャラリー空間に写真を展示する事を前提として長い時間をかけ対話や実験(編集など)数多くの事を学んできました。
好みの写真をただ綺麗に並べるのではなく、それぞれが感じている事を写真展という形でギャラリーに展示しています。
2人の今がここにあります。
プロフィール:
千葉愛子| Aiko Chiba
1990年宮城県仙台市生まれ。津田塾大学卒業。
昨年秋より東久留米市学園町在住、自宅の一室で家族写真を撮影している。
PHaT PHOTO写真教室卒業生。
Instagram:chaiko2328
Web:https://www.aikochiba.com
©Aiko Chiba
©Aiko Chiba
高橋真美 | Mami Takahashi
大学卒業後、書店員を経て単身渡英。2018年より、起業家支援の現場にてイベント企画、空間づくり、またグラフィックデザインや写真撮影などのヴィジュアル制作を担当、2022年よりフリー。
一眼レフでの撮影を始めて約8年、現在は仕事や旅で出会う人々とその活動、また土地の文化から得たインスピレーションをもとに、リトルプレスやオンラインメディアの制作を行っている。古典技法「サイアノタイプ」を独学中。
東京生まれ、ルーツは群馬。日本大学藝術学部デザイン学科卒業。
Instagram: mami_tkhs
©Mami Takahashi
©Mami Takahashi