カメラの裏蓋を開けて、フィルムを装填する。
歯車にフィルムが噛み合っていることを確認してから裏蓋を閉じ、 フィルムカウンターが”0”になるまでシャッターを切る。
その時に撮られた、まぬけな写真が僕は好きだった。
ピントもズレていれば、ブレていたり、 どこで撮ったかもはっきりと思い出せないような写真が、 現像されたフィルムの頭にはいつも1,2枚並んでいた。
朝、目が覚めて
ぼんやりとした意識のなか一日がはじまるように。
今回展示するのは、約3年間ほど撮り溜めたフィルム写真。
意識的に、あるいはほとんど無意識的に撮り続けた写真たち。
化石の発掘みたいに、いま掘り起こしてみたら、
とても面白い発見に満ちていました。
展示詳細
期間:2019年7月3日(水)〜 14日(日)
開館時間:12:00 −19:00(最終日 17:00まで)
会場:Tokyo Institute of Photography内72Gallery
住所:〒104-0031 東京都中央区京橋3-6-6エクスアートビル1F
※アクセス詳細はこちら
急遽決定!トークイベント開催!
ゲスト:ソトコト編集者竹中あゆみ
日時:7月13日(土)
時間:開場12:00〜 開演13:00〜
会場:Tokyo Institute of Photography内72Gallery
住所:〒104-0031 東京都中央区京橋3-6-6エクスアートビル1F
プロフィール
藤原慶
1993年2月16日 神奈川県出身
2014年 カメラとバックパックを持って、 各地で撮影した写真を路上で販売しながら日本を旅する
2016年 冬の長野の山小屋でフォトグラファーになる決意をする
2016年 名古屋にてアシスタント勤務
2017年 上京し、フォトグラファーとしての活動を始める
2018年 四国での旅を編集し、まとめた本「旅へんろ」を出版
現在、東京都内在住
様々な雑誌やウェブメディアなどの撮影を行う
旅をしながら、写真を撮り、路上で売る。
多くの人に助けられ、多くの人と触れ合う。
シンプルながらも生きることへ直結したこの経験が、 今の大きな原動力としての糧となっている。
人物の撮影を主に行い、 被写体の自然な表情を撮ることを心がけている。