テラウチマサトはかねてから関心のあったファン・ゴッホの人生をたどるため、画家を目指し始めて多くの作品を残したオランダのニューネン、印象派の作品や日本の浮世絵に出会ったパリ・モンマルトル、ポール・ゴーギャンと暮らしたフランスのアルル、精神を病んで入院した修道院病院のあるサン・レミ・ド・プロヴァンス、人生の最期を過ごしたオーヴェル・シュル・オワーズを巡りました。
本展では「カメラを持ったファン・ゴッホ」の目になり切り、ファン・ゴッホゆかりの地を巡り撮影した作品を展示します。
誰もが知る画家ファン・ゴッホは浮世絵に影響を受け、日本人のように物を見続けていたといいます。
「ファン・ゴッホ」が現代に生きていてカメラを持っていたら、どのような写真を撮ったでしょうか。
11点の作品にファン・ゴッホへ向けた手紙を書き添え、撮影した当時の想いを共にしたためました。
また、ファン・ゴッホへの手紙は同時に、鑑賞者(あなた)へ向けた手紙にもなっています。
ファン・ゴッホの人生を写真と文章で巡り、お楽しみください。

 

 

展示詳細

期間:2019年5月8日(水)〜 19日(日)
開館時間:12:00 −19:00(最終日 17:00まで)
会場:Tokyo Institute of Photography内72Gallery
住所:〒104-0031  東京都中央区京橋3-6-6エクスアートビル1F
※ゴッホが晩年すごした部屋の「 鍵」も展示いたします。その「鍵」の展示は515日(水)~19日(日)の期間になります。

イベント

【写真集購入者限定 レセプションパーティー】
 開催日:5月10日(金)
 時間:17:00〜20:00
 参加条件:写真集を購入された方
 →  詳細はこちらをご確認ください。

ギャラリートーク
 開催日:5月15日(水)
 時間:19:30 〜 20:00
 参加費:無料

 

 

テラウチマサト写真集
『フィンセント・ファン・ゴッホ―ほんとうのことは誰も知らない―』

もしもゴッホが生きていたら…。
浮世絵に影響を受け、日本人の目でモノを見ていたというファン・ゴッホ。
ゴッホがカメラを持ったら、どう撮っただろう?
〝波乱万丈〟と言われるゴッホの人生を、カメラと共に巡った——。

【写真集概要】
テラウチマサト写真集
『フィンセント・ファン・ゴッホ -ほんとうのことは誰も知らない-』
〇仕様:上製本/角背/W182×H250 mm/104 ページ/日英併記
〇定価:4,637 円(+税)
〇先着 300 名特典:ゴッホの屋根裏部屋の「鍵」ポストカード
〇帯文:「もしもゴッホが生きていたら…。そんな想像から紡がれた、テラウチマサト氏独自のイマージュ」
正田倫顕(ゴッホ研究者/『ゴッホと〈聖なるもの〉』(新教出版社) 著者)

著者:テラウチマサト

写真家/プロデューサー:1954 年富山県生まれ。ポートレイト、風景、プロダクトから空間まで、独自の表現手法で常に注目を集める写真家。2012 年パリ・ ユネスコ本部から招聘され、ユネスコ・イルドアクトギャラリーにて富士山の作を展示。2015 年コロンビア「FOTOGRAFICA BOGOTA 2015」に招聘され講演するなど、海外からも高い評価を得ている。2016 年富士山頂浅間大社奥宮にて個展開催。2018 年写真集『タヒチ 昼と夜の間』を刊行。モノやコトの“隠れた本質”を 捉える着眼点や斬新な表現手法に、イベントプロデュースから町興しのオファーも集まる。日本写真家協会会員、富山市政策参与。