TOKYO INSTITUTE of PHOTOGRAPHY

We hope this place to be the information podium for all who loves photography.

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Fumi NagasakaとSARAI MARIによる「NYで活躍する写真家から学ぶ ~ファッションポートフォリオの作り方 Master Class〜」修了展

©碧音

 

72Gallery ではFumi Nagasaka と SARAI MARI による「NYで活躍する写真家から学ぶ ~ファッションポートフォリオの作り方 Master Class〜」の修了展を行います。

このMaster Classではニューヨーク在住の二人からオンラインで参加者へ個々のスタイルに合わせて、ファッションフォトで必要なチーム作りやロケーション選び、プロジェクトのイメージ共有の仕方、スケジューリングなどの落とし込みのアドバイスを頂き、実際に作品を制作していただきました。この度、その際に制作した作品を中心に写真を展示いたします。

各作家でプロジェクト単位で展示しておりますので、どのようなプロジェクトを企画して作品として落とし込んだというプロセスもお楽しみください。

 

 

©山本ルナ

 

場所:72Gallery
会期:2021年1月6日(水)〜1月17日(日)※ 月曜/火曜休廊
時間:12:00-19:00 ※ 最終日 17:00まで
住所:東京都中央区京橋3-6-6 エクスアートビル1F
アクセスはこちら

注意事項:
新型コロナウィルス感染予防として下記の対策を行います。ご協力のほどお願いいたします。
・マスクは必ず着用してください。ない場合は入場をお断りすることがございます。
・入口にアルコール消毒液を用意していますので、手洗い、消毒をお願いします。
・入廊時に体温チェックを行い、37.5度以上あるかたはご遠慮いただきます。

©立花奈央子

 

©Chiori Takeda

 

©茉以

 

開催したMaster Classの詳細はこちら → https://tip.or.jp/2020/4151

講師プロフィール
Fumi Nagasaka

愛知県名古屋市出身。2002年にニューヨークへ渡る。2003年から日本のカルチャー雑誌STREETで写真を撮り始め、2007年からDazed&Confusedをはじめとする海外雑誌のエディトリアル、アメリカとヨーロッパを中心にドキュメンタリー作品を撮り始める。彼女の作品は正直、繊細で、カメラの前の被写体をありのままに映し出し、パワフルで感情的である。10年以上様々な形でユースカルチャーを撮り続け、ストリートキャスティングも大切な要素であり、ストリート、サブカルチャー、そしてファッションの間での作品を撮り続けており、今日はニューヨークを拠点にコマーシャルとアートフォトグラフィー両方で活動している。主なクライアントは、Louis Vuitton、Dior、Dazed&Confused、AnOther、Vogue, NY Times Tなど。昨年はBelfast Photo FestivalやInternational Photography Awardなどでの賞を受賞。2016年に1冊目の写真集Untitled YouthをKahl Editionsから出版し、2018年には2冊目Teenage RiotをBywater Bros Editionsから出版。website: www.fuminagasaka.com Instagram: @fumi_nagasaka
 

SARAI MARI

奈良生まれ。
アメリカ、カリフォルニア州Santa Monica College で写真を学ぶ。卒業後、NYへ渡り、 フォトジャーナリスト経験を2年間果たし帰国。 1999年に東京でファッションフォトグラファーとしてスタート 。
2005年単身、 雑誌の世界に憧れ続けたロンドンへ活動拠点を移す。Dazed& Confused, i-DやHarper’s Bazzar UK, Vogue UK等で活躍。
2014年 NYへ拠点を移す。クライアントは、Interview Magazine, Harper’s Bazaar, American Apparel, Jimmy Choo等。
ファインアートでは、 2011年に初の写真集となるNAKEDを青幻舎から出版。 2017年、第二冊目となる写真集SPEAK EASYをイタリアの老舗出版社DAMIANIより出版。 2019年、ワールドトップクラスのアートディレクター、 ファビアン・ バロン自らが手掛けた写真集第三冊目となるDELUSIONを出 版した。
website:http://www.saraimari.com/

 

熊谷聖司ゼミ 〜チェキを利用した実験的な試みのプロセスと表現の可能性を学ぶ 4期〜

本講座は前回大好評だった熊谷聖司氏を講師に迎え、既成の範囲の撮影では留まらない表現方法の可能性を学びます。

2016年に発行されたチェキで撮影された写真集「夢に纏う色彩」や2019年3月20日〜31日に開催される写真展「瞳を閉じて見る世界」で行われた様々な実験的な試みの作品を元に、実際にチェキを利用し、その制作プロセスを共に体験いたします。

講座は2部制となっており階段を追って学び、最後には熊谷氏のアドバイスを元に展示構成を参加者で考え実際に展示まで行います!


※ 写真集「夢に纏う色彩」についてはこちらを御覧ください。

※ 写真展「瞳を閉じて見る世界」についてはこちらを御覧ください。

©Seiji Kumagai

講師プロフィール:熊谷聖司 写真家

写真作品、写真集制作を中心に活動中
1966年 北海道函館市生まれ
1987年 日本工学院専門学校卒業
東京都在住
個展に「もりとでじゃねいろ」「あかるいほうへ」「spring,2011」「EACH LITTLE THING」
「MY HOUSE」「BRIGHT MOMENTS」写真集多数
書店レーベル「マルクマ本店」運営
HP : https://seijikumagai.wixsite.com/mysite
マルクマ本店: kumagaiseiji.buyshop.jp/
 
 
©Seiji Kumagai

開催概要

日時:2021年

【1部】
1回目 1月24日(日)13:00-14:30 オリエンテーション(90分)
2回目 1月31日(日)13:00-16:00 実際の撮影(180分)
※ 撮影場所は銀座付近となります。

【2部】
3回目 2月14日(日)13:00-17:00 展示プラン/額装/スキャンについて(120分)
4回目 3月7日(日) 13:00-15:00 展示講評

場所:T.I.P. 1F クラスルーム2(京橋 アクセス
定員:各回 10名

展示日時
期間:2021年3月3日-3月14日(月・火曜日 休館)
場所:T.I.P. White Cube & Blue Wall (アクセス

料金:
【全4回通しで参加】
27,720円(税込)T.I.P.会員
32,130円(税込)PHaT PHOTO写真教室生徒(卒業生含む)
32,130円(税込)熊谷先生のご紹介
36,630円(税込)一般
※ 展示スペース料金を含みます。

【 1部のみ参加: 1/24, 1/31 全2回】
13,200円(税込)T.I.P.会員
16,500円(税込)PHaT PHOTO写真教室生徒(卒業生含む)
16,500円(税込)熊谷先生のご紹介
19,800円(税込)一般

【 2部のみ参加:2/14, 3/7 全2回+展示】
17,600円(税込)T.I.P.会員
19,250円(税込)PHaTPHOTO写真教室生徒(卒業生含む)
19,250円(税込)熊谷先生のご紹介
20,900円(税込)一般

※ 全4回通しと2部は展示スペースの料金は参加費に含まれます。
※ 展示のレセプションパーティを行うことになった際の経費は含まれておりません。参加者で実費精算となります。
※ PHaT PHOTO写真教室の割引チケットは使用できません。T.I.P.会員の割引チケットを使用の方は事務局までご連絡ください。
※開催の10日前からキャンセルチャージ(参加費の100%)が発生します。あらかじめご了承ください。

 

申し込みフォーム → http://ptix.at/9HhFWF

持ち物:
※ インスタントカメラ【instax<チェキ>】本体
※ チェキフィルム(mini,wide,squre など種類は問いません。)
※ フィルムの種類は問いません。デジタルよりもアナログのチェキの方がより多くの手法をお楽しみいただけます。

〒104-0031 東京都中央区京橋3-6-6 エクスアートビル1F

アクセス詳細はこちら

 
[プライバシーポリシー] 
下記企業サイトよりご確認をお願いします。
Tokyo Institute of Photography

沖昌之プロデュース 日本全国のネコ好きによる 「かくれネコ写真集 写真展」巡回展

 

大人気ネコ写真家 沖昌之さんのプロデュースによる日本全国のネコ好きによる写真集「かくれネコ」が2020年に発刊。その写真集から抜粋したネコ写真 60点を展示します。45名のネコ好きによる写真と15点の沖昌之さんの写真からなる、どうしてこうなるの?感が満載の愛くるしいネコ写真をお楽しみください。当展示は大阪開催の展示の巡回となります。

©沖昌之

 

また、同時に沖昌之さんの最新カレンダー4冊から60枚の写真の展示と過去の作品も展示いたします。

©沖昌之

開催概要

開催日:2020年12月16日(水)~27日(日)※ 月曜・火曜 休廊

時間:12:00-19:00 ※ 最終日 17:00まで

会場:72Gallery

入場料:200円(税込)

※ 尚、今回は新型コロナウィルス対策の為、完全予約制とさせていただきます。

※ 来場予約日 3日前よりキャンセルチャージ(参加費の100%)が発生します。あらかじめご了承ください。

参加方法ご予約フォーム → http://ptix.at/RufobG

出展者の在廊ご予約フォーム → http://ptix.at/mn137u

[プライバシーポリシー]
下記企業サイトよりご確認をお願いします。
Tokyo Institute of Photography
https://tip.or.jp/tipprivacypolicy

 

 

プロフィール

沖昌之:猫写真家

1978年神戸生まれ。家電の営業マンからアパレルのカメラマン兼販売員に転身。

初恋のネコ「ぶさにゃん先輩。」の導きにより2015年に独立。「ぶさにゃん」「残念すぎるネコ」「明日はきっとうまくいく」「にゃんこ相撲」など著書多数。2017年刊行の代表作「必死すぎるネコ」は5万部突破のベストセラーに。Instagramのフォロワーは19万人を越え、今、大ブレイク中の写真家。天才!志村どうぶつ園などTV番組にも多数出演。

instagram::@okirakuoki

twitter:@okirakuoki

©MASAYOSHI YAMAMOTO

イベント予約サービス「Peatix」に関するお知らせ

弊社でも利用しているイベント予約サービス「Peatix」にて、個人情報の流出があったという報道がされています。

イベント参加でPeatixにご登録いただいている皆様につきましては、パスワードの再設定をお願い致します。他社サービスでも同一のパスワードをご利用の場合は、そちらも変更することをおすすめします。

尚、弊社のイベントにご参加いただいた皆様の個人情報が流出した等の詳細は現時点で不明となっています。弊社からもPeatixへ問い合わせ中ですので、進捗があり次第お知らせいたします。

本件に関する詳細・お問い合わせ先は下記をご参照ください。(外部リンク)
https://announcement.peatix.com/20201117_ja.pdf

(社)TOKYO INSTITUTE of PHOTOGRAPHY
2020.11.18

T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO 2020

この度、2020年12月4日(金)から13日(日)にかけて、一般社団法人TOKYO INSTITUTE of PHOTOGRAPHYは東京都中央区京橋にある東京スクエアガーデンの公開空地エリアを中心に、国内外で活躍する写真家たちが「変容性」をテーマにした作品を展示する「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO」を開催します。

T3 PHOTO FESTIVAL 公式サイト → https://t3photo.tokyo

 

本年の見どころ 

● 屋外展示ゆえのスケール感での展示

作品を味わうための重要な要素である空間。京橋のオフィスエリアという作品を鑑賞するには特異な場所が、来場者に新鮮な写真体験をもたらします。

 

● アーティストの視点を借りて見つめる「私たちの暮らす」現代

大きく変化する社会。「都市と自然」、「見ると見られるの関係」、「気候変動」など、私たちの暮らしに関わるテーマについてアーティストの視点を借りて考える仕掛けがあります。

 

● オンラインでも楽しめるシンポジウムやイベントを開催

会期中、オンラインでもイベントを多数展開。豪華ゲストによるトークショーや、国内10の美大・専門学校で写真を学ぶ学生によるプレゼンテーションなどを開催します。

 

● 空間を活かした様々なスケールの展示をめぐる楽しさを体験

9名の出展作家:
海老原祥子、岡田将、岡田舞子、髙木美佑、中野正貴、濱田祐史、宮崎学、吉田志穂、吉田多麻希(五十音順、敬称略)

 

 

オンラインから参加できるシンポジウムや学生によるプレゼンテーション

12月4日(金)~13日(日)の会期中にかけて豪華ゲストによる様々なトークイベントを開催。

LiberalArts Lab(株式会社ゆめみ)の協力のもと、豪華ゲストを招き、アートシンキングの視点から社会を見つめる5本のトークを開催します。テーマや詳細は、オフィシャルサイトにて随時アップしていきます。

登壇ゲスト:海老澤美幸(弁護士 / ファッションエディター)、上妻世海(キュレーター)、指出一正(雑誌「ソトコト編集長」)、杉田真理子(アーバンリサーチャー)、小林美香(写真研究者)、濱田祐史(写真家 /出展作家)、平井政俊(建築家 / T3 PHOTO FESTIVAL展示デザイナー)、宮崎学(写真家 / 出展作家)ほか

 

「表現とジェンダーの関係性 − 私たちは生活の中で何を見ているのか」

2020年12月4日(金) 19:00開演 20:30終了
小林美香(写真研究者)海老澤美幸(弁護士・ファッションエディター)谷川 嘉浩(哲学者)

「制作、表現、編集 — 分断していく世界の中で」

2020年12月5日(土) 19:00開演 20:30終了
濱田祐史(写真家)高橋幸治(国際ファッション専門職大学国際ファッション学部教授)上妻世海(キュレーター)

「変わりゆく生態系」

2020年12月7日(月) 19:00開演 20:30終了
宮崎学(写真家)指出一正(『ソトコト』編集長)

「変容する都市における公共空間」

2020年12月13日(日) 19:00開演 20:30終了
山本 至(建築家)杉田 真理子(アーバンリサーチャー)平井政俊(建築家)

 

シンポジウムの詳細→こちら

 

 

写真を学べる10の美大、専門学校から選ばれた73名の学生たちによる作品展示をオンラインにて開催

各大学・専門学校より選ばれた1名の学生によるプレゼンテーションイベントを開催します。未来のビジュアルイメージの世界をリードしていく新しい才能をいち早く発掘することができます。

参加校:大阪芸術大学、京都芸術大学、日本写真映像専門学校、日本写真芸術専門学校、日本大学芸術学部、東京工芸大学、東京造形大学、東京ビジュアルアーツ、ビジュアルアーツ専門学校 大阪、武蔵野美術大学(五十音順、予定)

 

T3 PHOTO FESTIVAL TOKYOとは?

T3 PHOTO FESTIVAL TOKYOは、2017年5月に上野公園を舞台に東京初の屋外型国際写真フェスティバルとして開催。第2回となる本年は舞台を京橋へと移し開催します。京橋は、東京、銀座、日本橋に隣接し、多数の企業が進出するビジネスエリアとして発展している街です。一方で、その歴史を紐解くと、歌舞伎発祥の地や歌川広重や狩野派の絵師が屋敷を構えるなど文化芸術にもゆかりのある地であり、現在も国立映画アーカイヴや、アーティゾン美術館などが存在し、オフィスエリアと文化が共存しています。
2020年に起こった世界的なパンデミックは、効率化や集積化の発明である都市の在り方を問うものでした。オフィス街はその影響を強く受けた場所の1つですが、そんな東京のオフィスエリアの中でも、文化と近い距離にある京橋を舞台に開催される作品展を通じて、変容の中から新たなヒントや可能性を考察します。

 

開催概要

名称:T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO 2020
期間:2020年12月4日(金)~12月13日(日)
会場:
①東京スクエアガーデン(東京都中央区京橋3-1-1東京メトロ銀座線「京橋」駅直結)
②72 Gallery(東京都中央区京橋3-6-6 エクスアートビル1階)
③(仮称)新TODAビル計画 工事仮囲い(東京都中央区京橋1-7)
④京橋第一生命ビルディング 1階(東京都中央区京橋2-4-12)
主催:一般社団法人TOKYO INSTITUTE of PHOTOGRAPHY
共催:T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO実行委員会
主管:株式会社シー・エム・エス
協賛:東京スクエアガーデン、東京建物株式会社
会場協力:株式会社ブリヂストン、戸田建設株式会社、第一生命保険株式会社
イベント協力:LiberalArts Lab(株式会社ゆめみ)、株式会社POD、株式会社堀内カラー、POETIC SCAPE
後援:米国大使館(申請中)、中央区(予定)

会場地図

 

■問い合わせ先:
T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO実行委員会
E-mail:t3photofestival@gmail.com

PHaT PHOTO 写真教室 横浜プレミアムライトクラス展 「Here」 ~ 7 人が見つめた それぞれの場所~

 

PHaT PHOTO 写真教室 横浜プレミアムライトクラス展
「Here」 ~ 7 人が見つめた それぞれの場所~
 
【出展者コメント】
私たちは、横浜で松本友希先生のもと写真を学んでいる仲間です。
昨年から「場所について」をテーマに活動をし、この度グループ展を開催させて頂くことになりました。
 
コロナ禍が続く中ですが
私たちが写真展に込めた想い「Here」を
観に来ていただければ幸いです。
 
【開催概要】
会期: 2020年11月11日(水)~11月22日(日)12:00~19:00
月・火休廊  最終日は17:00まで
場所:Blue Wall &White Cube(72Gallery内
SNS:「Here 」Facebook

 

 

T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO 学生プレゼンテーション受賞者展 トミモとあきな写真展「mamono, 2020」

©トミモとあきな

 

2019年に秋に開催された東京国際写真祭プレイベント(T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO PRE)にて、学生プレゼンテーション展を開催し、受賞者の特典して72Galleryでの個展の権利が与えられました。この度、受賞者のトミモとあきな氏の展示を行います。

尚、審査員は東アジア圏での写真の関係者、映里 (三影堂撮影芸術中心共同創設者 / 日本)、ウー・ジャバオ(写真教育 / 台湾)、キム・ジョンウン(The Referenceディレクター、IANNBOOKS編集長 / 韓国)、キム・スンコン(写真評論家 / 韓国)、グウェン・リー(シンガポール国際写真祭ディレクター / シンガポール)、シェン・ジャオリャン(写真家、キュレーター、フォトワン主催統括 / 台湾)、ヤンヨー(「Jiazazhi Press」パブリッシャー / 中国)が行いました。

©トミモとあきな

 

トミモとあきな写真展「mamono, 2020」
開催日:2020年11月11日~22日(月・火 休廊)
場所:72Gallery → access
〒104-0031 東京都中央区 京橋 3-6-6 エクスアートビル1F

『マモノ』シリーズについて
虚実の中からの真実を探求する試みを「マモノ」という表題にのせて制作したものです。「写真は何を写すのか」の私なりの回答でもあります。ここでいうマモノとは、⾃分⾃⾝のことであり、同時に他者のことでもあります。⼈は移ろう時間に流されながらも、様々な⾵景に出逢いながら⽣きています。皆さんご存知の通り、写真に写るのはカメラが捉えた⾵景であります。カメラが捉えた⾵景は、我々が⽬で⾒た⾵景とは似ているものですが違います。ただそれは決して虚構だけで構成されているのではなく、虚と実の織りなす世界だと考えます。表層には虚構が積み上がっていてもその奥から突き破ってくるようなエネルギーが写真に宿ることがあります。そんな写真の不思議を私は探求しています。私が探しているマモノはいつでも写真に写るわけではありません。それは、マモノが分厚い⽪膚に覆われていること、そしてまた同時に分厚い⽪膚の内側に住んでいるからでしょう。いまかいまかと⼼待ちにしていると、マモノはたまに⽪膚から外側に顔を出します。その瞬間にマモノは写真に写ります。

ストレートに撮影された写真だからこそ表現できる「写真が写してしまうもの、⽬に⾒えなくても写真に写ってしまう
もの」があると信じています。

©トミモとあきな

作家プロフィール

トミモとあきな / TOMIMO+AKINA ( TOMIMOTO, Akina )
現代美術家、写真家
主な展示に、『マモノ』(銀座ニコンサロン, 2018)、『HUMAN<3』(haku kyoto, 2019)、トミモトラベル名義『私のバスはどこですか?』(六甲ミーツアート, 2012)等。東京藝術大学先端芸術表現科修士課程在籍。
ウェブサイト https://ak-7.net

 

お知らせ

現在、コロナの影響により営業日は不定期でオープンとなっております。展示以外のサービスをご利用の方は事前にお問合せフォームよりお問い合わせください。尚、次回展示は11月より再開予定です。ご不便をおかけいたしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

お問い合わせフォーム

テラウチマサト写真展『Personal Best』

©Masato Terauchi

この度、72Galleryでは写真家のテラウチマサトが2020年12月に独立30周年を迎え、
写真集『Personal Best 人生で最高の30枚の撮り方レシピ』の刊行に合わせ、写真展『Personal Best』を11月4日(水)~7日(土)に開催します。
同写真集に収録されるものから選んだ作品が約20点が並びます。

©Masato Terauchi

 

写真家人生の30年を振り返り、特に印象に残っている作品30点を選んで、その撮影時のエピソードや撮り方について収録した写真集です。本写真集の発売に先立ち、写真集の予約もできる72ギャラリーでは30部限定A4プリント(外寸)付きの特装版写真集の予約も受け付けます。

この30年間、常に国内外を旅し、移動を続けて数々の作品を生み出してきたテラウチマサトが、2020年、さまざまな思いを胸に作品を選びました。

4日間限定の写真展にぜひ足をお運びください。

 

©Masato Terauchi

テラウチマサト写真展『Personal Best』
日時:11月4日(水)~7日(土)
12:00~19:00(展示最終日は17:00まで)
場所:72Gallery(京橋 T.I.P内)
住所:東京都中央区京橋3-6-6エクスアートビル1F
※3日(火・祝)は招待客を招いた特別鑑賞会を実施

access

ギャラリー入室の際の注意事項
・入室前に手洗いやアルコール消毒をしていただくようお願いします。
・入室時にスタッフより、非接触型体温計を用いて検温をさせていただきます。37.5度以上の発熱等の症状が見られる方、身近に感染が疑われる方の入室はお断りさせていただきますので予めご了承ください。
・必ずマスクの着用をお願いします。

 

写真作品制作のための9日間のオンラインレクチャー

この度、T.I.P.では御苗場と共同主催で、「写真作品制作のための9日間のオンラインレクチャー」を御苗場会期中に開催することとなりました。作品制作のプロセスや広報活動、出版までの道のりや写真作品の価値を戦略的に上げる方法など、今の時代を生き抜くためのヒントを11名のゲストから学ぶオンライン講座を開催します。さまざまな視点から、これからの活動のヒントを学んでください。

 

開催スケジュール
10/15(木)19:00-20:00 写真家のためのYouTubeガイド
10/16(金)19:00-20:00 オークションで評価が高い写真作品。戦略的価値の上げ方
10/17(土)19:00-20:00 「祝!結婚した」が写真集になるまで~ブライダルフォトから生まれた家族写真~
10/22(木)19:00-20:00 説得力のある作品制作のためのコンセプトメイキングと実践
10/23(金)20:00-21:00 写真家のための広報講座 ~発信力を高めるメディア戦略~
10/24(土)20:00-21:00 御苗場をキッカケとしたギャラリー所属作家までのプロセス
10/29(木)19:00-20:00 写真は美術か?写真とアートの境界線について
10/30(金)19:00-20:00 写真作家活動におけるコレクティブの可能性
10/31(土)14:00-15:30 あれからーールワンダ ジェノサイドから生まれて

 

作品制作や出版・販売までの戦略やプロセス、写真プロジェクトについて学ぶ、9日間のオンラインレクチャー

参加方法
[1]御苗場 作品出展(壁・テーブル・スライド)プラン
[2]御苗場 海外レビュー&オンライン講座参加プラン
[3]オンライン講座のみ参加プラン(参加料:9つまとめて参加 16,500円、単発参加 3,300円/1講座)
 
御苗場のサイトからお申込み下さい。
現在[1]作品出展プラン[2]海外レビュー&オンライン講座参加プラン のお申込みを受付中です。
[3]オンライン講座のみ参加プランはこちらよりお申し込み下さい。

写真家のためのYouTubeガイド|10/15(木)19:00-20:00

作家として活動する傍ら、写真ワークショップ2Bを主宰する渡部さとるさんは、最新刊で現代アート化する写真について経験を踏まえた考察をし、難しい表現はさけて読み物になるように構成した「じゃない写真」(梓出版)を上梓。そして、2019年8月に開設したYouTube「2B Channel」は、写真作品、写真集、撮影の話からアートの話題まで展開し、写真作品制作に携わるひとにとって興味深い情報を発信しているチャンネルを運営。そのプロセスで写真家にとって有効なYouTube活用についてお話をいただきます。

渡部さとる

1961年山形県米沢市生まれ。 日本大学芸術学部写真学科卒業後、日刊スポーツ新聞社に入社。 スポーツ、報道写真を経験。同社退職後、フリーランスとして、 ポートレートを中心に活動。2006年よりギャラリー冬青にて作 家活動を本格的に開始。2019年よりYouTube「2BChannel」を配信中。2020年1月に出した『じゃない写真』(梓出版)は、 現代アート化する写真について、 経験を踏まえた考察をし、難しい表現はさけて、読み物になるように構成しています。「 最近の写真はさっぱりわからない」 という方に是非読んでいただけたらと思います。

オークションで評価が高い写真作品。戦略的価値の上げ方|10/16(金)19:00-20:00

世界的なオークションハウスのひとつサザビーズの元日本代表であり、現在は若手作家を応援するオークションを主催するAGホールディングスを設立している柴山さんをお呼びして、オークション市場の仕組みをはじめ、その市場で評価される作品の特徴についてレクチャーを頂きます。また、特に写真作品で評価を得ている作品についてや、評価を得るために必要な情報をレクチャーいただきます。

柴山哲治

株式会社AGホールディングズ代表取締役。一橋大学経済学部卒業後、三菱商事に勤務、同社退社と同時にハーバード・ビジネス・スクールへ留学ハーバードでMBA(経営学修士)取得後、米国ニューヨーク・ロックフェラー家のファミリー・オフィスであるRockefeller & Co., Inc.に入社(ロックフェラー家は、MoMA、メトロポリタン美術館等の創業家)その後、世界的なオークション会社サザビーズの日本代表を経てAGホールディングズを設立し現在に至る。同社は芸術を通して企業価値を上げる取り組みや、企業・行政・教育機関・NPOによる社会貢献や文化・芸術支援プログラムの企画・運営を行う。また、大学で文化・芸術と経済・ビジネスとの関わりを論ずる授業で教鞭をとり芸術・文化と社会の接続等を教えている。和英バイリンガルのオークショニアとしても経験が豊富である。www.ag-h.net

「祝!結婚した」が写真集になるまで~ブライダルフォトから生まれた家族写真~|10/17(土)19:00-20:00

2019年9月に御苗場に出展後、1年後の2020年8月に写真集「祝!結婚した」を赤々舎より出版した花井達さん。赤々舎で出版したいという思いで御苗場出展を決めてから、どのようにキッカケを掴んでいったのか。また、赤々舎代表の姫野希美さんに写真集刊行を決めた花井作品の魅力についてお聞きします。

花井達×姫野希美

花井達
1978年、愛知県名古屋市生まれ。2000年、中京大学法学部卒業後フォトスタジオへ入社。2007年、フリーランスフォトグラファーとして活動開始。受賞歴:ジャパン ウエディングフォト グランプリ2009 グランプリ/準ブランプリ、ジャパン ウエディングフォト グランプリ2010 準グランプリ、ウエディングフォトアワード2013 単写真部門 金賞、ウエディングフォトアワード2013 組写真部門 金賞、ウエディングフォトアワード2014 単写真部門 金賞、明治安田生命マイハピネスコンテスト2014 マイハピネス賞(TVCM放送)、ウエディングフォトアワード2015 単写真部門 金賞、関西御苗場レビュアー賞 テラウチマサト氏。個展:2020年 祝!結婚(フジフイルムスクエア/東京)グループ展、2012年 JWPA Photo Exhibition(横浜みなとみらいギャラリー)、2017年 Weddings(京都文化博物館)。

姫野希美
赤々舎代表取締役・ディレクター。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。青幻舎を経て、2006年に赤々舎を設立。写真集、美術書を中心に刊行。志賀理江子、岡田敦、浅田政志、高木こずえ、百々新、石川竜一、藤岡亜弥の木村伊兵衛写真賞受賞作となる写真集を数々生み出すなど、話題の写真集を精力的に出版している。www.akaaka.com

説得力のある作品制作のためのコンセプトメイキングと実践|10/22(木)19:00-20:00

戦争や災害の影響を受けた人々に焦点を当てた長期的なドキュメンタリープロジェクトに取り組み、世界報道写真賞をはじめ、様々な国際的な賞を受賞。そのような国際的に評価されている作品を制作している小原さんに、国際的に通用する説得力のある作品に仕上げる為の考え方と具体的にどのように実践してきたかについてレクチャーしていただきます。

小原一真

1985年岩手県に生まれる。日本を拠点に活動する写真家・ライター・ブックデザイナー。ロンドン芸術大学大学院フォトジャーナリズム修士課程修了。戦争や災害の影響を受けた人々に焦点を当てた長期的なドキュメンタリープロジェクトに取り組み、国内外で個展を開催、写真フェスティバルにも多数参加する。2016年よりストーリーテリングを主軸においた本造りのワークショップを開催。主な写真集に「Reset (Lars Müller Publishers/2012/スイス)、「Silent Histories(RM/2015/メキシコ)」、「Exposure (RM/2017/メキシコ)」など。世界報道写真賞をはじめ、様々な国際的な賞を受賞する。

写真家のための広報講座 ~発信力を高めるメディア戦略~|10/23(金)20:00-21:00

2015年リトルモアより写真集『しかしか』を刊行後、フォトフェスティバルの招待作家として海外でも多くの展示を開催。一方、外資系企業の広報として、20年担当されてきた石井さんに写真家としてのセルフプロデュースの際に重要なインタビューを受ける時のコツや、プレスリリースの作成するときのポイントなどを中心としたメディア戦略についてお話を頂きます。

石井陽子

山口県生まれ。神奈川県在住。2011年より、奈良、宮島などで人の街に棲み、人間たちの決めた境界線を軽やかに越えて街を闊歩している鹿たちを捉えたシリーズを開始。現在は、北海道から沖縄まで全国に撮影エリアを広げ、神の遣いから害獣まで棲む場所によって変わる鹿と人間のアンビバレントな関係を描いている。2015年リトルモアより写真集『しかしか』刊行。2016年に銀座ニコンサロン、大阪ニコンサロンで写真展「境界線を越えて」を開催。フランス、ドイツ、ニュージーランド、マレーシアなど海外でも多くの展示を行なってきた。外資系企業で広報として20年以上にわたりプレスリリースの執筆、ジャーナリストの取材対応や、スポークスパーソンへのメディアトレーニングなどを担ってきたPRのプロでもある。2018年より「写真家のための広報講座」を開催し、他に類のないレクチャーとして好評を博している。Website: yokoishii.com FACEBOOK page: www.facebook.com/yokoishiideer

御苗場をキッカケとしたギャラリー所属作家までのプロセス|10/24(土)20:00-21:00

TEZUKAYAMA Gallery所属として活躍している高倉大輔さんは2015年のパリのルーブル美術館の地下で行われたフォトフェア「fotofever」のメインビジュアルとしてポスター・カタログに作品が使用され、2019年、2020年には日本最大の写真の祭典「CP+」のメインビジュアルを2年連続担当しています。
Akio Nagasawa Gallery所属として活躍している山内貴元さんは、2015年に御苗場で年間グランプリを受賞し、写真集「From Dask」を出版。2020年には写真集「Vortex」をCASE Publishingより出版し、同時にギャラリーの所属作家となりました。
御苗場がどんなキッカケとなったのか、その後、どのような行動を通してギャラリー所属の作家となったのか。ギャラリー所属の作家としての活動についてお話頂きます。

高倉大輔×山内貴元

高倉大輔

1980年生まれ、写真作家。バックボーンである演劇的な手法に基づき、個人の想像力とコミュニケーションのレイヤーにより拡張される日々の多面性や可能性、そこから立ち現れる(或いは見過ごされる)物語の表現をコンセプトとする。2013年、御苗場vol.13関西にてTEZUKAYAMA GALLERY松尾良一氏レビュアー賞受賞。TEZUKAYAMA GALLERY所属。fotofever PARIS 2015 メインビジュアル、CP+ 2018,2019 キービジュアル、日本カメラ 2020年2月号表紙などに作品が使用されている。www.casane.jp
 

山内貴元

アメリカ留学時にBarat College of Depaul Universityやシカゴ美術館付属美大、International Center of Photography等で写真を学ぶ。帰国後、個展開催や写真集 ”from dusk”(TIP Book)、”till dawn”、”VORTEX” (Case Publishing)が出版されるなど、東京を拠点に精力的に創作活動を行う。人間の深層心理を色濃く投影したモノクロ作品が特徴。Akio Nagasawa Gallery所属。

写真は美術か?写真とアートの境界線について|10/29(木)19:00-20:00

写真は美術分野の一翼を担うメディアとして、近年の美術館のコレクションにおいても重要なパートを占めるようにもなりました。だからと言って、美術館が写真のすべてのジャンル(肖像写真、風景写真、家族アルバム、観光写真、報道写真等々)を満遍なく対象にしてきたわけではありません。日本の美術館で写真が扱われるようになる初期の時代から、携わってきた天野さんに写真とアートにある壁や境界線についてレクチャーをしていただきます。

天野太郎

横浜市民ギャラリーあざみ野 主席学芸員、札幌国際芸術祭2020統括ディレクター。 多摩美術大学、女子美術大学、国士舘大学、城西国際大学 各大学非常勤講師。北海道立近代美術館勤務を経て、1987年の開設準備室より横浜美術館で国内外での数々の展覧会企画に携わる。『横浜トリエンナーレ』でキュレーター(2005年 2011年※ 2014年※ / ※はキュレトリアル・ヘッド) を務めたほか、横浜美術館での担当展覧会に、『戦後日本の前衛美術』展(1994年)、『ルイーズ・ブルジョワ』展(1997年)、『奈良美智 I DON’T MIND, IF YOU FORGET ME.』展(2001年)、『ノンセクト・ラディカル 現代の写真III』(2004年)、『金氏徹平:溶け出す都市、空白の森』展(2009年)、横浜市民ギャラリーあざみ野での担当展覧会として、『考えたときには、もう目の前にはない 石川竜一』(2016年)、『新井卓 Bright was the Morning一ある明るい朝に』(2017年)、『金川晋吾 長い間』(2018年)など多数。

写真作家活動におけるコレクティブの可能性|10/30(金)19:00-20:00

Culture Center(宇田川直寛×大山光平×Ryu Ika)

アート・コレクティブ、キュレーター・コレクティブと呼ばれるようなグループを形成し、流動的に機能するコレクティブとしての活動があります。写真でコレクティブの活動している「緩やかに個々同士が変則的に結びつき、カルチャーセンターとして行為を行う、あるいは、個々人の勝手な活動がカルチャーセンターを通り過ぎながら行われる、そんな繋がりを目指しています。」という若手写真家集団のCulture Centre/カルチャーセンターから、宇田川さん、大山さん、Ryu Ikaさんをお呼びして、コレクティブとしての活動について、個々が独立していながら集団としての活動やコラボレーションの重要性や魅力についてお話しいただきます。(Culture Center / 池崎一世、宇田川直寛、大山光平、岸田紘之、佐藤麻優子、築山礁太、中野泰輔、長谷川億名、藤江寛司、細倉真弓、村上由鶴、横田大輔、吉田和生、Ryu Ika、渡邊聖子)http://culturecentre.cc

宇田川直寛

宇田川直寛、東京で活動。近年はどのようにしたら作ることができるのか?という作品制作と作家にまつわる事柄自体を作品として発表している。
主な受賞歴に、2015 年「Foam Talent Call 2015」、2013 年キヤノン写真新世紀佳作(佐内正 史選)、第8回写真 「1_WALL」ファイナリスト。

大山光平

出版レーベルNewfave主宰。これまでに横田大輔、題府基之、小林健太らの写真集を刊行。Offprint Paris、Offprint London、NY Art Book Fairなど国内外のブックフェアに多数参加。2014年、2015年にはParis/Aperture Photo Book Awardsにて『Vertigo』『Mass』がそれぞれショートリスト。2017年に雑誌アイデアにて写真家へのインタビューによる「写真と画像の分水嶺」を連載。https://newfavebooks.com

Ryu Ika

中国、内モンゴル生まれ。2018年パリ国立高等美術学院協定留学。2020年武 蔵野美術大学卒業。2019年第21回写真1WALLグランプリ、2019年T3 Photo Festival Tokyo2020 ベストポートフォリオ。最近は自分を通して見ると見られる関係で写真と世 界の在り方について作品制作中。

あれからーールワンダ ジェノサイドから生まれて|10/31(土)14:00-15:30

1994年、アフリカのルワンダで、およそ80万人もの人々が虐殺されるというジェノサイドが起こりました。その中で大勢の女性たちが性暴力の犠牲となり、その結果およそ2万人の子供たちが生まれたという事実はいまだ広く知られていません。2006年にルワンダを訪れ、偶然この事実を知った写真家のジョナサン・トーゴヴニクは、自ら女性たちにインタビューを行い、親子のポートレートを撮影して、日本語版『ルワンダ ジェノサイドから生まれて』(竹内万里子訳、赤々舎、2010年)にまとめました。
そして、今年7月に赤々舎より出版された『あれから ─ ルワンダ ジェノサイドから生まれて』は、前作から10年後、ジョナサン・トーゴヴニクが再び現地を訪れ、2回目のインタビューと撮影を行いまとめたものです。本作では成長して自らの出生の経緯を知った、子供たちのインタビューも収録されています。本作の企画と翻訳を担当された竹内万里子さんに、本プロジェクトについてレクチャーしていただきます。

竹内万里子

早稲田大学政治経済学部卒業(政治学)、早稲田大学大学院修了(芸術学)。2008年フルブライト奨学金を受け渡米。「パリフォト」日本特集ゲストキュレーター (2008年)、「ドバイフォトエキシビジョン」日本担当キュレーター(2016年)など、数多くの写真展を企画制作。国内外の新聞雑誌、作品集、図録への寄稿、共著書多数。訳書に『ルワンダ ジェノサイドから生まれて』(ジョナサン・トーゴヴニク、赤々舎、2010年)、その続編『あれから−ルワンダ ジェノサイドから生まれて』(日英対訳、赤々舎、2020年)など。単著『沈黙とイメージ 写真をめぐるエッ セイ』(日英対訳、赤々舎、2018年)は米国の「PHOTO-EYE BEST PHOTOBOOKS 2018」に選出された。現在、京都芸術大学教授、美術工芸学科学科長。
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