本講座は”記号論”を通した写真の読み方や写真のまとめ方、また、それを利用した作家の作品について学びます。絶景や決定的瞬間というようなものではない、一見何気なく見える写真を読み解いたり、違った視点から読む面白さを身につけることを目指した オンライン講座となります。

千賀さんが実際に制作した作品で記号の視点を利用した事例や、記号論を利用している作家の作品を題材にして記号の解釈の仕方や意味付けの差異を体験していただきます。実際に課題を通して体験して頂くワークショップです。

講師には、国内外のアワードで数々の受賞経歴を持つ千賀健史さんが担当。千賀さんは、2017年に1_wallでのグランプリをはじめ、 2019年にはアルル国際写真祭(フランス)のブックアワードでショートリスト、2021年にはキヤノン写真新世紀で優秀賞を果たしています。


こんなひとにオススメ
・作品を制作していても記号論という言葉を意識したことが無い方
・自身の作品に深みを持たせたいと考えている方
・写真表現のアプローチがマンネリ化している方
・新たな視点を発見する為にディスカッションしたい方

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講座の流れ(2022年)

1日目 1月30日(日) 10:00〜11:30
 記号論の概要、記号を意識したリサーチ、記号論を利用した作品の紹介
 宿題1:記号の特徴を踏まえてイメージを収集する課題

2日目 2月20日(日) 10:00〜12:00(※終了時間変動あり)
 宿題1 のディスカッション
 知っている文脈から出てくる新たな記号についての解説
 宿題2:タグ付けされたイメージを利用してビジュアルストーリーを制作します。

3日目 3月6日(日) 10:00〜12:00(※終了時間変動あり)
 宿題2 のディスカッション

※2日目と3日目ですが参加人数によって終了時間が変動します。
11:30-12:30の間での終了を予定。当日、早めに退席希望の方は事前にご連絡ください、課題の発表の順番を考慮いたします。
※授業のアーカイブは期間限定(1ヶ月)で視聴可能です。





開催概要

日時:2022年
1日目 1月30日(日) 10:00〜11:30
2日目 2月20日(日) 10:00〜12:00 ※終了時間変動あり
3日目 3月13日(日) 10:00〜12:00 ※終了時間変動あり
※2日目と3日目ですが参加人数によって終了時間が変動します。
11:30-12:30の間での終了を予定。当日、早めに退席希望の方は事前にご連絡ください、課題の発表の順番を考慮いたします。
※授業のアーカイブは期間限定(1ヶ月)で視聴可能です。

参加費:
21,000円(税込 23,100円)T.I.P. 会員
24,000円(税込 26,400円)一般

場所:オンライン
定員:10名(最少催行人数 5名)
※ T.I.P.会員の割引チケットを使用の方は申し込み前に事務局までご連絡ください。

参加条件:
オンライン環境のある方(Zoomを利用)
Gmailが利用可能な方(Google Driveを利用)
※Gmailは無料で利用可能です。
※開催の10日前からキャンセルチャージ(参加費の100%)が発生します。あらかじめご了承ください。
※入室URLは初回開催の前日12:00にメールにてお送りいたします。

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■講師からのメッセージ
写真をやっている人なら誰もがきっといい写真を撮りたい!と思っていると思います。でもいい写真ってなんだろうか?本講座ではその指標の一つとなる記号論的読み解き方を用いて写真について考えてみましょう。


具体的に記号論を詳しく解説するというのではなく、より分かりやすい範囲でこれまでとは違う見方を獲得するための第一歩と考えていただければよいと思います。
具体的には写真に写るものが意味するものは何か、そしてその写真に写るものによって意味されるものは何か?という問いをベースに様々な視点から記号と写真と人の関係を見つめ直します。


講座を通じた経験はきっと、写真を撮る時はもちろん、編集の時、本を作る時、作品のコンセプトを考える時など多岐に渡って写真を理論的に考えるひとつの方法論として役に立つと思います。
まずは気軽に、新たな角度から見る写真の世界を楽しんでみましょう!


講師プロフィール:千賀健史(写真家)


千賀健史

1982年滋賀県生まれ。大阪大学卒業。 作品は主にリサーチをベースとしたドキュメンタリー作品を制作。純粋な記録だけによるのではなく、問題が抱える複雑さを表現するために様々なアプローチを行うことから、飯沢耕太郎氏によりニューフォトジャーナリズムの旗手と評される。 1_WALLを始めとし国内外のアワードで受賞、近年は貧困やオレオレ詐欺について取り組んでいる。

website:www.chigakenji.com


AWARD / 受賞
2014 APAアワード 写真作品部門 入選
2016 Tokyo International Foto Awards Book:Documentary Bronze
2016 Life Framer “HUMANS OF THE WORLD” Shortlisted
2016 Kiyosato Young Portfolio 4 works purchased
2017 16th Photo 「1_wall」 Grand Prix
2017 Kassel Dummy Award “happn” , “Bird,Night,and then” Shortlisted
2018 Breda Photo Portfolio Review – Lens Culture Prize
2019 Kassel Dummy Award “Suppressed Voice” Shortlisted
2019 OBSCURA FESTIVAL Open Call 2019 “The Suicide Boom” Shortlisted
2019 Luma Rencontres Dummy Book Award Arles 2019 “The Suicide Boom” Shortlisted
2019 Dali International Photography Exhibition The Best Emerging Photographer Award
2021 キヤノン新世紀 優秀賞

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