アレハンドロ・チャスキエルベルグは、4X5の大判フィルムカメラを使った「月明かりの下の長時間露光撮影」で知られる写真家です。彼のシグネチャー・スタイルともいえるその撮影方法から生み出される幻想的なイメージは、一度見たら忘れることは出来ません。同時に、ロマン派の絵画を彷彿させる彼の作品が、実際にそこに暮らす人々を、実在するロケーションで撮影したドキュメンタリー作品である事も特筆すべき点です。彼は、その独特の手法によって、現代の写真家にとって最大のチャレンジである「いかに自分の作品に注意を惹きつけ、写真家の伝えたいメッセージを見る側に伝えるか」をクリアした類まれな作家のひとりです。
TIPで開催されるアレハンドロ・チャスキエルベルグによる3日間の特別ワークショップの目的は、副題にある通り「世界に別の光を当て、観る」事にあります。この講座を通じ、参加者は様々な光源を使った長時間露光による真夜中のポートレイト撮影の方法を講師より学びます。さらに、自身で決定したテーマに基づき、夜のポートレイト撮影を行って頂きます。撮影、作品レビュー、グループディスカッションを通じて、トップフォトグラファーの下、作品制作における考え方や、制作プロセスを学ぶ貴重なワークショップとなります。
2015年2月27日(金)10:00-22:00
10:00-17:30
オリエンテーション
レクチャー: ドキュメンタリーとアートの融合
-写真で世界をいかに翻訳するか?-
参加者の作品ディスカッション
夜の撮影の為の準備
19:00-22:00
実演:アレハンドロによる長時間露光による夜間ポートレイト撮影講座
2015年2月28日(土)13:00-22:00
13:00-17:30
参加者による夜の長時間露光撮影に向けた準備
19:00-22:00
実践:参加者による夜間ポートレイト撮影
2015年3月1日(日)13:30-19:00
13:30-19:00
前日に撮影した作品の講師による講評と参加者同士によるディスカッション
タイトル |
アレハンドロ・チャスキエルベルグ 特別ワークショップ |
開催日程 Date |
2015年2月27日(金)10:00-22:00 |
開催場所 Place |
TOKYO INSTITUTE of PHOTOGRAPHY http://tip.or.jp/access_contact.html |
参加条件 |
・参加者は、都内で行う夜間撮影に向けて、ご自身が撮りたいテーマの選択とそのリサーチを事前に済まして参加してください。 ・事前提出ご協力のお願い |
参加費 |
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持ち物 Belongings |
カメラ ポートフォリオ 三脚 レリーズ |
定員 Capacity |
12名 |
最少催行人数 |
6名 |
お申込み方法 & ご注意 |
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講師:写真家・アレハンドロ・チャスキエルベルグ
Alejandro Chaskielberg
アルゼンチンのNational Film and Audiovisual Art Instituteでディレクターオブ
フォトグラフィーを務める。2011年にソニーワールドフォトグラファーオブザイヤー
においてベストフォトグラファーオブザイヤーを受賞。また同年、POYIのポートレイ
ト部門においてラテンアメリカピクチャーオブザイヤーを受賞。2009年のBurn
Emerging Photographer Grantの受賞者であり、スペインのSCAN’09でTalent Latent
Award、ボストン大学のLeopold Godowsky Jr. Award、アメリカの写真雑誌pdnが選ぶ
最も注目すべき世界の新進作家30名の1人にも選ばれている。
通訳:速水惟広
Ihiro Hayami
TOKYO INSTITUTE of PHOTOGRAPHY ディレクター