72Galleryで開催されるジョージ・ハーレル写真展『Hollywood 1930-1940』の開催記念として
『写真と映画』をテーマにトークイベントを開催致します。スピーカーは写真家・内田ユキオさん!
さまざまな映画のなかに登場するカメラや写真、写真家と映画の関わりなどをお話しいただきます。
映画好きは必見!!

『ジョージ・ハーレルという名前を聞いて、なにか頭に浮かぶものがあるとしたら、
相当な写真好きか、そうでなかったら古い映画ファンではないかと思う。
彼が撮ったスターのリストを見るだけで、目頭が熱くなる人も多いはずだ。リストに並んだ俳優のほとんどは、もうこの世にいない。
それが写真のなかで輝いている。役柄を演じている姿ではなく、その人自身により近い姿を見ることができる。
そんなふうにハリウッドの黄金期を懐かしむのは素敵な体験だ。
もうひとつ、写真と映画の歩んできた歴史を重ねて見ることもできる。
銀幕という言葉がノスタルジックにしか使われなくなった時代に、銀塩という言葉もその後を追っている。
どちらもいまでは液晶モニターに映し出されるほうが多いくらいだ。
映画ファンならずとも、写真の黎明期の記録として、あるいはポートレートの古典として、ジョージ・ハーレル読み直すことができるだろう。
むしろ僕はこちらに興味がある。映画と写真の関係、映画に登場するカメラや写真がずっと気になっていた。ようやくそれを語れる日が来た。
ゴダールは「写真が真実なら映画は毎秒24回の真実だ」と言った。でも映画は虚構だ。ならば写真は? 
誰よりも映画に寄り添って写真を撮っていたジョージ・ハーレルなら、なんと答えただろう。』     (内田ユキオ)

イベント
写真と映画『Hollywood 1930-1940』開催記念トークイベント
開催日時
2013年1月19日(土)14:00~15:30
参加費
3,000円(税込)
プレミアムチケット使用可
定員
35名・事前申込
開催場所・  問い合わせ先
72Gallery (TOKYO INSTITUTE OF PHOTOGRAPHY内)
〒104-0031東京都中央区京橋3-6-6エクスアートビル1F
TEL:03-5524-6994 
photo@tip.or.jp

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 スピーカー:内田ユキオ
 1966年新潟県生まれ。
 公務員を経て1995年にフリーとして活動開始。
 タレントやミュージシャンなどコマーシャルの撮影を行うかたわら、
 モノクロで街を切りとったスナップも多く発表している。
 カメラ雑誌などでも執筆を手掛け、著書に「ライカとモノクロの日々」
 (エイ出版)などがある。
 現在は写真教室の講師などマルチな写真活動をしている。

本講座は終了しました。